初版: 2003-01-13
最終更新日:
2004-03-29
SL-C700では、SDカードスロット横の赤外線ポートは、/dev/ttyS1 で利用可能です。 これを/etc/inittabに
S1:2345:respawn:/sbin/getty 9600 ttyS1のように登録して、 telinit qコマンドを動かすと、 赤外線ポートでログイン用プロセスが動きます。
ここで、 HP200LX側でDataCommを動かし、 MENU→C→Sの設定画面からビットレート (9600) とインタフェース (Infrared) などを設定してから Enterを叩くと、
Embedix 2.0 | Linux for Embedded Devices zaurus login:とログイン画面が表示されます。
半二重なんで凝ったことはできないでしょうが、 ログインして、刺さってるプロセスにシグナルを送る… ぐらいのことはできるんじゃないでしょうか。
なお、赤外線で接続できるシリアル端末は200LXだけではありません。 IrDAポート付きノートパソコンで動くFreeBSD上のseyonなども使えます。
デメリットは、赤外線は半二重なので、運悪くSLザウルス側と端末側で 同時にデータを送信しようとすると文字化けが起こってしまうことです。 ちょっとした接続では問題ないでしょうが、スクリーンエディタを動かして バリバリ文字を入力してる…という状態だと、この文字化けが問題になるかも しれません。 あとは、SLザウルスと端末の配置の問題です。 200LXとC-700のビュースタイルだとちょうどいい位置関係ですが、 インプットスタイルだと、つらいものがありますね。