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RTA55i / USBコンソールの落とし穴

最終更新日: 2002/07/12


USBコンソールの落とし穴


USBコンソールを使って設定できるのは非常に便利なんですが、 注意すべき点があります。 それは、

ということです。

ルータの電源を切ったりするということは、 /dev/umodem0 が突然消失してしまうことを意味します。 使用中のデバイスがいきなり無くなったりすると、 カーネルがコケます。

これは、USBだけでなく、PCカードなんかでも同じようなもんだと思います。 たとえば、シリアルカード(モデムカードとかPHSデータカード)を 使用中(seyonなどのプロセスがシリアルデバイスを握ってるとき)に PCカードを抜く操作と同等だといえるでしょう。 また、ATAフラッシュカードをアンマウントせずに抜く操作も 似たようなもんでしょう。

勇気のある人は、使用中のデバイスをいきなり外してみよう(大嘘)。
きっとリブートすると思います(笑)。

たとえば、

script -a rta55i-2002-07-12.log /usr/X11R6/bin/seyon -modem /dev/umodem0 -noemulator
のようなコマンドを使って、BSD boxからルータにアクセスしているときに、 ルータの電源を切ったり、ルータをリセットすることは非常に危険です。

実際、いきなりBSD boxがリブートしてしまいました(^^;

ルータをリセットするときの正しい作法は、

  1. ルータのコンソール作業を終える
  2. /dev/umodem0 を握っているプロセスを終わらせる (上記例の場合はseyonを終了させる)
  3. USBケーブルをBSD boxから外す
  4. ルータの電源を切る
  5. ルータの電源を入れる
  6. 起動ブザーが鳴ってからUSBケーブルをBSD boxにつなぐ
でしょうか…

ケーブルは抜き差ししなくても大丈夫かも…


ご質問などありましたらお気軽に